企業や団体でeラーニングを導入する際に欠かせない「LMS(Learning Management System)」。その導入形態として、月額制のクラウド型LMSが主流になりつつある一方で、近年改めて注目されているのが、「買い切り型LMS」です。
この記事では、「買い切り型LMSとは何か?」を基本から解説し、月額制との違いや導入メリットについてご紹介します。
買い切り型LMSとは?
「買い切り型LMS」とは、初期費用のみでLMSを導入・運用できる仕組みです。一度導入すれば、その後の月額費用や利用制限がなく、自由に使い続けることが可能になります。
提供形態としては、主に次のようなものがあります。
- オンプレミス型(自社サーバーに設置)
- 自社専用にカスタマイズされたWebシステム型
- データ納品型(HTML/PHPベースなど)
当社「カイキリEラーニング合同会社」では、Webサーバーに設置するタイプのフルカスタマイズ対応型LMSを提供しています。
月額制との違いとは?
比較項目 | 買い切り型LMS | 月額制LMS |
---|---|---|
費用形態 | 初期費用のみ | 月額課金制(従量制が多い) |
カスタマイズ性 | 高い(自由に設計可) | 低め(SaaSの範囲内) |
データ保有 | 自社が保持 | サービス提供者が保持 |
解約後の利用 | 継続可能 | 解約後は利用不可 |
ランニングコスト | なし(保守除く) | 継続的に発生 |
買い切り型の主な導入メリット
1. 長期的なコスト削減
長期利用を前提とした場合、月額型よりも総コストが圧倒的に安くなることが多くあります。
2. 機能・デザインを自由に構築可能
既製品では難しい機能追加や、企業ブランディングに沿ったデザインが可能です。
3. セキュリティやプライバシーの自由度が高い
サーバーの選定や管理体制を自社で構築できるため、法令・業種要件に柔軟に対応できます。
4. 自社資産としての活用
クラウド型と異なり、開発したLMSは自社資産として保持・運用できます。社内研修、外部販売などへの二次利用も可能です。
こんな方におすすめです
- 毎月の課金を抑えたい企業・教育機関
- 自社ブランディングを重視した学習環境を整えたい
- 士業やコンサルタントで「コンテンツを自社で保有」したい方
- クライアントごとにLMSを納品・運用したい制作会社様
まとめ
買い切り型LMSは、初期費用こそ必要ですが、自由度・安定性・長期的な経済性において非常に優れた選択肢です。
「毎月支払い続けるLMSに疲れた」「自社の研修をもっと自由に設計したい」と感じている方は、ぜひカイキリEラーニング合同会社の導入サービスをご検討ください。
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